銀座「安久」 料理長・河村鉄兵氏が語る —HENGEが映す、静かな情熱

銀座の一角、喧騒から離れた静謐な空間に佇む和の名店「安久(あんきゅう)」。
四季の移ろいを料理に映し、繊細で力強い味わいを届けるこの店で料理を預かるのが、料理長・河村鉄兵氏。1981年、千葉県生まれ。高校在学中に調理師免許を取得し、日本料理を志すきっかけとなったのは雑誌で見た一枚の“八寸”だった。
修業先に選んだのは、京都の老舗「杢兵衞」。8年弱にわたり腕を磨いた後も、「一よし」「前田」「大渡」などの名店を渡り歩き、2016年、安久の初代料理長・上田陽三氏に声をかけられ銀座へ。2021年から現職に就き、食材と向き合い、技術を重ねた“芯のある和食”を表現している。
初めてHENGEを口にした時、“自然のままの美しさ”という言葉が浮かびました。
河村料理長がHENGEを口にしたときをこう語ります。
「“削らない米”だからこそ生まれる深い旨味と澄んだ余韻は、一口ごとに表情を変え、最後まで飽きさせません。」
雑味を取り除くのではなく、素材の力を信じて活かす。その姿勢は、まさに料理人としての在り方と重なります。
「軽やかでありながら芯があり、和洋問わず料理を引き立ててくれる特別な一本です。」
和の食材はもちろん、洋のエッセンスを取り入れた一皿とも響き合うHENGE。ジャンルにとらわれず“食と酒の調和”を求める現代の料理人にとって、まさに理想的な存在です。
「伝統と革新が融合した味わいだと感じたお酒です。」
伝統に敬意を払いながら、新しい発想で挑戦する──その融合が「HENGE」の味わいにも、河村料理長の料理にも共通している。
銀座「安久」で、河村鉄兵氏の料理と「HENGE」が織りなすひとときを味わう――それは、五感と心を研ぎ澄ませる特別な体験となるに違いない。伝統を重んじながらも、革新を恐れない。そんな日本料理の未来を照らす光が、ここにある。
店舗情報
店名:安久(あんきゅう)
住所:東京都中央区銀座7-5-15 AG1 2F
アクセス:東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線「銀座駅」徒歩5分、JR「新橋駅」徒歩5分
営業時間:18:00~24:00
定休日:不定休
予約サイト:OMAKASE 安久